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飲める泥

飲まない方がいいです

ダメ人間だけどちょっとはマシになったはずだから問題ないよねっ

 お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないということはないが、ダメ人間だけどちょっとはマシになったはずだから問題はない、はずである、と言い聞かせる毎日である。他人は何も言わない。

 自分がしたことを悔やんでもなくなりはしないし、特にこの大インターネット時代はどれだけ過去を消そうとしても完全に消えることはない。私は後先を考えない馬鹿なので、お世話になった方々に受けた恩をそれはもう数え切れないほどの仇で返してしまっていた。指摘を受けるたび猛省するのだが、2、3日もすればまた無意識のうちに他人を傷つけている。どうしようもない阿呆である。

 しかし、それではいつまで経っても横の関係も縦の関係もろくに築けない。社会で生きていくためにはたとえうわべだけだとしても円滑に人間と関わらなくてはいけないのだ。そのためにはまず自分を変える必要がある。落ち込んで自己嫌悪に陥ってる暇などない。

 まず、マイナスの感情をいちいち言葉に書き起こすのを減らした。自分の気持ちだけで済んでいたものを文にすることによって視覚的にもマイナスな情報が入って来ることになるし、私の負の感情なんてSNSに吐き散らかしたところで見た人の気分を害するものでしかないなと思ったからである。だからもう余計なことは言わないし、余計なことに首を突っ込むのもやめた。

 次に、「誰からでも好かれたい」という意識を捨てた。全ての人間から好かれるなんてことはこの世のどんな偉い人や優しい人にも成し得ないことなのである。その上私は行動がその意識に伴っていないので、自分自身が周りの人間に嫌われる原因を作ったにも関わらず、「嫌われた……無理だ死のう……」などとほざく自分勝手な馬鹿者だったのだ。どんなに頑張ったって、最新の注意を払ったって、嫌われるときは嫌われるものである。それでも関わり続けてくれる人たちに、私は感謝と尊敬の念を抱いて接したい。

 過去なんて消せるものなら消し去りたいが、まぁ無理である。過去を背負って生きなさいと八雲さんも言っていた(『昭和元禄落語心中-助六再び篇-』を観よう!)ので、私は私が大嫌いなままどうにか過去を受け入れて、他人にこれ以上嫌な思いをさせてしまうことなく生きるほかない。嫌な思いをさせてしまったときはきちんと謝って、改善して2度と同じ過ちを犯さないようにする。

 ということでどうか今後ともご贔屓、ご鞭撻のほどをお願いします。とりあえず今は正式にバイト決めてえ〜〜(努力不足)(オタク)(早口)(声がデカい)(コーナーで差をつけられない人生)

面白い人間になりたい。(2016年7月21日)

 他人から面白い人間だと思われたい。しょっちゅう人間へのヘイトが溜まり鬱々とした気分になるけれど、やっぱり人間のことが大好きだから、好かれるまではいかなくとも嫌われたくはない。薄々気がついてはいたが、私は、中高時代の才女と彼女が所属していたグループの人間たちに嫌われていたらしい。改めて聞かされるとショックだった。私は彼女のことをすごく評価していて、とても頭がいいし話も面白いし、好きな人間であったためかなり傷ついた。空気が読めないところが嫌われていたそうだ。何でもかんでも病気のせいにするのは良くないとわかってはいるが、空気が読めないのは十中八九発達障害由来のものだし、しかも中高時代はまだ自分が発達障害であることを知らなかったので今以上に自分をコントロールするのが下手だったのだ。それに、まだ両親とのしがらみもあった頃なので本当に毎日押しつぶされそうで苦しかった。彼女と同じクラスになったのは高三のときだけなので彼女が私が抱えていた事情を知らなかったのは当然だし、また私も彼女の本質を未だ知らないままである。「空気が読めない」という一点で悪印象を与えてしまったのは非常に悔しく、悲しいことではあるけれど、仕方のなかったことなのだろう。

 今の私は中高時代の私とはだいぶ異なる。自分が発達障害であることを知り、親とも和解し、一人暮らしを始めて、バイトもわざわざ接客業を選んだ。「私はこんなに相手を思っているのに!」というような押し付けがましさが薄れ、自分の言動によって他人の気持ちがどう変化するか昔よりは想像できるようになったと思う。以前と比べれば人の目を見て話すことができるようになったはずである。表情が豊かになったと親に言われた。私はもう、暗くてコミュ障気味で頭がおかしい少女ではないのだ。

 私のことを嫌いだった人たちにも「面白い人間だね」と笑ってもらいたい。昔はみんなに好かれたいと思っていたけれど、「じゃあ好かれる努力はしたの?」と中高時代の数少ない友人から聞かれハッとした。無条件で人を好きになる人間などいない。私は人の気持ちを想像するのが不得手だし、想像できてもつい自分の感情を優先してしまいがちだが、(自分で言うのは気恥ずかしいが)心優しい性格で、他の人たちとは違う独特の思想を持つ人間であると思う。好きとか嫌いとかは正直もうどうでもいいから、「こいつバカだなぁ」と笑ってもらったり、「こんな考え方をする人間がいるんだ」と興味を持ってもらえたら嬉しい。面白い人間になりたい。